2号さん

そのおやっさんは、92歳で元気なのだが、足腰 が不自由になってきているとのこと。奥さんとは、とおの昔に離婚し、その後は実の妹さんに身の回りの世話をしてもらっていた。妹さんは、おやっさんの三人の息子と娘の母親代わりでもあった。 「兄さんのためにいかず後家にならはった」と 巷で噂のその妹さんも高齢のため入院して、現在おやっさんは、ひとり暮らし。 といってもすぐ向かいに実の娘が暮らしているのだが、実の父の面倒も見ずしらんふりをしているとのこと。その娘、父親に猫かわいがりされて育ったようだ。至れりつくせりしてもらって、その冷たい態度はあんまりなのではと思った。

「あの子絶対バチあたるわ」と母。 「わたしもそう思うわ。そんな薄情なことした らあかんわ」と私。 まあそうなるには、いろいろ込み入った深い事情があったようだけど。 それにしてもだ。いくらどんな事情があるにせよ目の前に父親がひとりで暮らしていて、しかも高齢だったら、つい心配になって様子を見に行ってしまうのが人情ってものではないだろうか?見に来ようともしないらしい。なんだかねえ。 それでも週二回様子を見に来てそうじとか身の回りの世話をしてくれる人がいるらしい。 誰かといえば、昔その社長の2号さんだった女の人だそうだ。

ソーシャルブックマークへ登録する
はてなブックマーク Yahoo!ブックマーク GoogleBookmark Buzzurl ニフティクリップ Choix del.icio.us Livedoor クリップ